日本は島国であるという立地やプレートとの関係で、世界的に見ても台風や地震などの自然災害を受けやすい環境にあります。
そんな日本で災害に見舞われてしまった場合、家族や友人の安否は真っ先に気になるところだと思います。
そうなった時、格安SIMを利用していた場合に考えられることを紹介していこうと思います。
格安SIMの場合、現状では通話の設備を大手キャリアから借り受けてサービスを提供しているため、
利用している大元の回線を担っているキャリアが制限をかけていたりサーバーがダウン等してる際は、大手キャリアのユーザーも格安SIMのユーザーも関係なく
災害発生地付近の基地局を多くのユーザーが利用している状況になり、通話の混雑が考えられます。
格安SIMでは大手キャリアよりも一度に通信できる絶対量が少ないので
たくさんの人が同じタイミングでデータ通信を行おうとすると情報通信端末(スマートフォン等)の動きが悪くなってしまうことが考えられます。
被災地以外にお住いの格安SIMユーザーは不要不急のデータ通信や動画視聴などの通信量が多い利用については少しの間我慢していただけると
被災地の人が家族との連絡などに使える通信量が増えるので間接的に被災地の方々を助けることになります。
最近ではほとんどのご家庭にWiFiルーターがあると思います。ですので災害時にもそのWiFiで通信をすればいいのではないかと考えると思います。
ですが、置き型のWiFiルーターもスマートフォンと同じように通信インフラに接続してインターネットにアクセスします。
そして災害時には、通信インフラがダウンする可能性があります。
そうなるとご家庭のWiFiルーターもスマートフォンと同じように通信が難しくなってしまいます。
そこで活躍が期待されるのが災害時に大手キャリアが開放している無料WiFiの「00000JAPAN」です。
2016年の熊本地震をきっかけに、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアが競合他社という垣根をこえて無料開放するようになりました。
「00000JAPAN」は接続するのにパスワードなどを必要としない為非常に便利なのですが、その反面セキュリティ面に不安が残るサービスでもあります。
今回は災害時の対応法についてご紹介しました。
格安SIMを使っていると大手キャリア等のユーザーに比べて被災時に通信がしにくいなどの不公平な状況になることがあるのかもと
心配になることもあったかと思いますが、そういったところの懸念で導入を迷われていた方には前向きに検討いただきたいところです。